スーパーモト(モタード)とは?①
偉そうな事を言える程のライダーでもないのですが、酔っぱらったので少し語ってみます。ちなみに後追いで勉強した知識です(笑)
僕がやっているオートバイのレースは、スーパーモト(モタード)と言います。スーパーモトって何?について説明します。
簡単に言うと、オフロードのライダーとロードのライダーどっちが凄いのか?をテーマにしていたレースが独自に発展した結果、ロードコースとダートコースをミックスしたコースで誰が速いのかを競うレースが生まれました。それがスーパーモト(モタード)です。
《スーパーモトの歴史》
●1980年代
兼ねてから良く話題になる、バイクを滑らせて走ったりジャンプをするオフロードレースのライダー、時速300kmでバイクをコントロールするロードレースのライダーどっちが凄いのか??の議論に終止符を打つべく、1980年代にアメリカでスーパーバイカーズというレースが行われました。ロード、オフロード共に当時のトップライダーが集まりオフロードとロードをミックスしたコースでレースを実施。マシンも今では考えられない、ロードバイクをオフロードも走れる様に改造したものもあったそう。
●1990年代
スーパーバイカーズは徐々に衰退。
日本では後処理の大変さもあり、ダート無しのコースをロードタイヤを履かせたオフロードバイクで走る、ターミネーターという形でレースが行われていました。ターミネーターのバイクは、ロードに特化した事からハングオフで走るスタイルで独自に行われていました。
一方ヨーロッパではダートが残った形でレースが行われており、徐々に盛り上がりを見せていました。オフロードが残った事で、ジャンプ飛ぶ為にサスペンションストロークが確保され、独自のライディングが生まれて行きました。そう、スーパーモトの代名詞とも言えるスライド(ドリフト)です。
そんな中、1999年に当時のヨーロッパでトップライダーだった、ボリス・シャンボンが筑波サーキットでデモ走行をします。俗にいうシャンボンショックです。
※めっちゃめっちゃカッコいいです!
当時のレース関係者に多大な影響を与えた結果、日本でもターミネーターではなく、スーパーモト(モタード)をやる流れが出来ました。このシャンボンショックが日本のスーパーモト(モタード)が生まれた瞬間と言われています。
ちなみに仕様されてたバイクは当時スウェーデン製だったハスクバーナ。独特のカラーリングは今のハスクバーナにも受け継がれています。カッコいい!
※僕のバイクもハスクバーナです。
続く